◎【報告2】「国敗れても、責任なし」を貫いた被告国の口頭陳述
一昨日の4月25日、福島地裁で、子ども脱被ばく裁判の第14回目の弁論が開かれました。この4月に裁判長が交替(金澤秀樹→遠藤東路)。そのため、これまでの裁判で主張した概要を、口頭で陳述(弁論の更新)。最初、原告ら代理人5名が原告主張の概要を口頭で陳述。次に、被告国の代理人が口頭で陳述。国の主張を初めてなま声で聞いた傍聴席の人々、その理路整然とした空疎、空虚な主張に驚きと怒りの余り、「人でなし!」といった激しい声が上がりました。
「国敗れても、責任なし」の陳述に、希望はなくなった。
しかし、再び、希望がみちてきた。
それが、すぐあとの原告本人による意見陳述。福島原発事故の渦中にほおり込まれた中で命を求めて必死に生きた経験をこれほどまでにリアルに再現した意見陳述はなかったのではないかと思えるほどの迫力に、すぐ前の国の主張がいかに空疎、空虚があるか、ありありと伝わってきた‥‥陳述を終えたあと、傍聴席から「そうだ!」と思わず、拍手の嵐が沸き起こった。しかし、その説得力ある展開に、新裁判長も制止するのを失念するほどだった。
たとえ「国敗れても、命あり」--この姿に、希望が再びみちた。
以下は、満身の思いを綴ったこの原告の意見陳述。(全文のPDFは-->こちら)
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有り難う御座います。🙇
返信削除toshi.Y
t.Okada さんから教えられこちらを拝見させていただきました。
国側は、良くもあそこまで毒々しい言葉が出たものと憤慨しながら聴いてました。
その後の陳述は、それらの言葉をすべて跳ね返すものだったと思います。
国も県も、東電もやらなければならなかったことをやってなかった 考えるための情報、その為に取る行動 そして逃げるための手段 それら全てが与えられなかったことが、この無用な被曝と悲惨な放浪の状態を招いたと思います。
現裁判官にも、その事が伝わったのではないかと感じました。
ここから先の希望も少し見えた気がします。
よろしくお願いいたしますt.saka 。